「今日のデイナーはお肉だっけ? クロ。おまえがメールしてきたのは」
お散歩から戻り、リビングでくつろがれるレナ様が、お足下にリードでつながれたまま控えるパパ様に問われます。
「ハイ、ご主人様」
「お魚にして」
「ハイ、ご主人様・・・では、これから調達してまいります。お肉のご用意しかございませんので・・・」
「ないなら、ご主人様のためにおまえが調達してくるのが当然なんじゃないのかしら?」
「ハイ、かしこまりました、ご主人様」
「ポチ、足置き」
「ハイ、ご主人様・・・!」
ふたたび背中をレナ様の足置きにしていただき、レナ様がくつろがれる間、パパ様が町へ買い出しに出かけられます・・・。
時間的に、これからディナーの準備という目論見だったであろうパパ様ですが、ご主人様のご意向とあらば、従うよりほかにありません・・・。
ご夕食時には、パパ様はレナ様の給仕、私はレナ様のお椅子としてご使用いただきました・・・。
無論、奴隷は二匹とも全裸に首輪、手枷足枷、そして、股間には貞操具・・・。
レナ様は、パパ様のお料理に
「おいしくない」
のお一言・・・。
やはり、お医者様であるパパ様の手料理は、ショウタ様のお作りになる料理のようには、ご主人様のお口に合わないようです・・・。
ご主人様は、ご自分の子飼いの奴隷であるタツヤ様とショウタ様がいないご不満を、パパ様にぶつけておられるのかもしれません。
女性様はわがまま。
でも、だからこそ、奴隷としては女性様にお仕えし甲斐があるともいえるかもしれません・・・。
そして、この別荘では、女性様が絶対君主様であられるのですから・・・。
「申し訳ございません、ご主人様・・・では、代わりにお肉をご用意いたしましょうか?」
「他にないなら仕方ないわよね? 考えてわからない? 私、おなかすいてるの。早くして」
「ハイ、申し訳ありません。ただ今すぐに、ご用意いたします・・・!」・・・
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